メンタル強化〜10 謙虚に〜

＜見栄について＞
　
我々は己の見栄と戦ってミスをやる。この見栄がビリヤードをダメにする。自惚れたり自慢したり、また、目立ちたがりの向こう見ずで見栄を張る人が多いものである。

少しでもキュー切れを見せようとしたり、危険を顧みず確率の低い難しいショットに挑戦する。10回に１回でも成功したら十分その日のビリヤードを満足して納得する。

ハードショットに生きがいを感じて、その強さを自慢して楽しむのも一つの楽しみ方かもしれない。しかし、結果を出すためには、カッコつけずに分相応に見栄を張らず丁寧にガマンと言う方法も身に付けなくてはならない。

ライバルがナイスショットをすれば「ではオレも」とカッコつけてリキミが入りミスをする。いい結果を出せない人ほど一発逆転などを狙い、ずるずるといってしまう。

見栄を張らず謙虚にすることが良い結果を出すカギとなる。


＜欲について＞

ビリヤードでは傲慢になって欲をかくとシッペ返しがあり必ずミスにつながる。従って、たとえ調子が良くても慢心は慎まなくてはならない。

我々は自意識過剰で向こう見ずのところがあり、自分のハンデを忘れてやヤマっ気を出して「理想」と「満足」を求めてビリヤードをする傾向がある。そして、自分自身を追い詰めて、無理して欲張ってしまい、ミスを広げて自滅するケースが多い。

ミスをすると取り返そうとして無理をして結局墓穴をほることになる。失敗しても徐々に流れを普通に戻していくことが大切である。

また、いろいろな欲望にかられて素直なフォームをいじりましてダメにする人もいる。素直なフォームは無理して変えないでそのままそっとしておいた方が良い結果につながる。

見栄を張り欲をかくうちに自滅の確率を上げて良い結果を得られないでいるものである。謙虚にすることが大切である。

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